
庭谷 渚
海に面している各都道府県を入力し、都道府県内にある漁獲量が多い漁港の特徴を、考察してみよう。

翠真 稀香
ここでは「属地陸揚量」を見ていきます。

石緒 音
漁獲量のデータには、「属人」と「属地」があります。ここで紹介している属地漁獲量とは、漁船の所属先に関係なく、どこの漁港で水揚げされたかを集計したものです。

堤 緒寅
出典は、2014年の「漁港港勢の概要」です!
事例は、「静岡県」です!
解説例(静岡県)
東に相模湾,西に遠州灘,中央で駿河湾に面する静岡県では、焼津港の漁獲量が突出している。焼津港は、江戸時代には幕府より船鑑札が与えられる「かつお漁」の漁港として栄え,昭和初期より遠洋漁業が主流であったため,冷凍倉庫などの大型設備が集まっている。そのため、重量のある「まぐろ」と「かつお」は、各漁船が所属している小さな漁港よりも焼津に集中的に水揚げされる。
漁獲量は港湾設備,都市部に直結する交通網の整備等による影響が大きいことに注目させたい。
発展
理解度に応じて、属人水揚げ量との比較、人口との比較、などへの発展が考えられます。
コメント
全国のデータも見応えがありますね。
釧路や石巻などの港の漁獲量が突出していることが一目でわかります。
https://www.geograph.teikokushoin.co.jp/map/5/14-01/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%A8%E5%9B%BD