
庭谷 渚
人口が増えた町、減った町の特徴を、考察してみよう。

翠真 稀香
ここでは「人口総数」と「人口増減割合」を見ていきます。

石緒 音
ここで紹介している人口総数は「常住人口」です。常住人口とは、調査時に常住している場所で調査する方法(常住地方式)による人口をいいます。
人口増減割合は、1995年の人口総数に対する2015年の人口総数の増減割合です。

堤 緒寅
出典は、2000年と2015年の「国勢調査」です!
事例は、「千葉県流山市」です!
解説例(千葉県流山市)
現在の人口が約20万5千人である千葉県流山市は、平成15年の人口は約15万人であった。平成17年8月24日に開業したつくばエクスプレスをきっかけに、都心から30分以内でアクセスでき豊かな自然もある住環境が魅力となり、人口を増やしたと考えられる。ただ、人口増の要因として、「母になるなら、流山市」をキャッチコピーに進めてきた、流山市の子育て支援施策も見逃せない。認可保育所の新設・増設、さらには駅前送迎保育ステーションを設置し、各送迎保育ステーションと市内の保育園をバスで結び、登園・降園するシステムを導入している。このような手厚い子育て支援が功を奏して、子育て世代が大量に転入してきたために、一気に人口が増えたのである。流山市の合計特殊出生率も、全国平均1.43に対して1.62まで上昇している。
人口の増減の要因として、交通アクセスのみならず、自治体の政策などにも注目させたい。
発展
理解度に応じて、交通利便性や通学、図書館へのアクセスを用いた考察への発展が考えられます。
コメント
解説文では市全体の増減率が書いてありますが、せっかくメッシュで市内の特徴が見えているのですから、例えば、団地開発したところは増えていて、旧来の居住地では減っている、など、ジオグラフの読み取りで考察できることにも注目すると良いと思います。
コメントありがとうございます!
市全体だけではなく、市の中の動きを見ることができるのがジオグラフの良いところですね!!
先生のおすすめのジオグラフのページ、ぜひ教えて欲しいです!
ショッピングしやすいのかな?